My Diary
〜 日々の喜怒哀楽をつづった日記帳 〜
| ■ 緻密な彫刻が施されたグランドセイコー SBGZ009。 |
2025年11月28日(金) |
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緻密な彫刻が施されたグランドセイコー SBGZ009。
グランドセイコーは、森に還る。北八ヶ岳の麓に広がる白樺林からインスピレーションを得て、塩尻のマイクロアーティスト工房の職人がプラチナに彫金を施した新作が登場した。
The engraved case and textured dial of the SBGZ009 Grand Seiko 新しいSBGZ009は、手巻き式スプリングドライブムーブメント Cal.9R02を搭載しており、スーパーコピー 代引き84時間のパワーリザーブを備えている。このムーブメントを搭載したほかの時計と内部構造は変わらないものの、外装は似ても似つかない。実際、手作業による彫金により、ひとつひとつ顔が異なるオンリーワンの時計となっている。
ケースはまず鏡面に磨き上げられ、そののちに信州時計工房の熟練した彫刻師によって加工が行われる。今作は、手巻きスプリングドライブムーブメントを搭載した、完全手彫り作品の第3弾となるモデルだ。
新しい質感を備えたメタリックトーンの文字盤は彫金が施されたケースと調和し、ともに雪に覆われた白樺の森を想起させる。インデックスと針は高度な研磨加工により際立っており、秒針は時計全体のトーンに合わせて通常のブルーではなくグレーに調えられている。
新作SBGZ009は2023年6月9日(金)から50本の限定生産を予定しており、価格は951万5000円(税込)となっている。
我々の考え ウォッチズ&ワンダーズを語るうえでは、グランドセイコーから発表されたもうひとつの白樺モデルが欠かせない。そしてこれが、ダントツで素晴らしい。
それが、SBGZ007(Cal.9R02が搭載された、ほかふたつの彫金ケースモデルのうちの1本)だ。セイコーの140周年記念モデルとしてこのモデルが2021年に発売されたとき、私のお気に入りの時計のひとつになった。今作のSBGZ009のケースワークは華やかで、SBGZ007の彫金よりも西洋的な空気が薄いように感じるが、積雪を連想させる極めて自然なパターンは本当に美しい。
The SBGZ009 dial 文字盤は、ほかのグランドセイコーと同様に清廉な空気をたたえている。ウィスコンシン州で育った私は、大風が吹いた後の雪崩をよく覚えている。そのせいか、非常に臨場感のある作品に感じられるのだ。
951万5000円(税込)という価格だと、買い手がここまでですでに恋に落ちていない場合、その心をつかむためにできることはあまりないだろう。この時計は芸術作品であり、芸術と同様に心に響くか響かないかのどちらかしかないのだ。しかしグランドセイコーは、ロマンスや感性を作品に反映させることに長けている。そのため、この50本限りのウェアラブルアートワークの買い手は大勢いると考えている。
基本情報 ブランド: グランドセイコー(Grand Seiko) 型番: SBGZ009
直径: 38.5mm 厚み: 9.8mm ケース素材: プラチナ950 文字盤色: シルバー インデックス: 手作業でダイヤモンドカットが施されたマーカー 夜光: なし 防水性能: 30m ストラップ/ブレスレット: クロコダイルストラップ、プラチナ950製プッシュボタン式3つ折りクラスプ(一部18Kホワイトゴールド)
The manual-winding spring drive movement of the Grand Seiko ムーブメント情報 キャリバー: 9R02 機能: 時・分・秒 パワーリザーブ: 84時間 巻き上げ方式: 手巻き 振動数: 32.768Hz 石数: 39 追加情報: 耐磁性能4,800A/m、精度±1秒/日(±15秒/月)
価格 & 発売時期 価格: 951万5000円(税込) 発売時期: グランドセイコーブティックにて、2023年6月9日(金)より 限定: 世界限定50本 |
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| ■ グランドセイコー エボリューション9コレクションの最新作だ。 |
2025年11月28日(金) |
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グランドセイコー初となる機械式クロノグラフの場合、それがすべてとなる。テンタグラフは毎秒10(テン)振動のムーブメントを搭載し、3日間のパワーリザーブを持つ、自動巻きクロノグラフモデルである。私の仕事は、これでほぼ一段落した形だ。
時計は外装からムーブメントの順で紹介するという常識は捨てて、スーパーコピー 時計 優良サイトモデル名のアクロスティックポエム(ひとつの文章のなかに、異なる意味を持つ言葉を織り込む言葉遊び)が指し示すムーブメントから紹介しよう。このテンタグラフに搭載されたCal.9SC5は、ハイビートのCal.9SA5をベースにしている。ムーブメントにはエネルギー効率が高いデュアルインパルス脱進機とふたつの香箱が備わっており、クロノグラフ機能を使用した場合でも3日間の駆動が可能で、これは現在の時計業界において最も長いパワーリザーブになるとGSは主張している(これは“独自の調査に基づくもの”であると、認めている)。この新しい時計はブランドが要求する1日あたり+5〜-3秒の精度基準を満たすことを検証するため、合計20日ものあいだ、より厳格なテストにかけられるのだそうだ。垂直クラッチとコラムホイールがこの時計の精度を維持し、クロノグラフ機構を制御する役目を果たしている。
シースルーバックからムーブメントを見ることができ、ケースはザラツ研磨を施した高輝度のチタン製だ(ブレスレットも同素材でできていて、軽量で傷つきにくい)。しかしすべてがチタン製であるわけではなく、ベゼルのインサートはセラミック製で、文字盤はストーリーを感じさせる深い青色をしている。これは雫石の工房から見える山から名づけられたグランドセイコーの“岩手山パターン”だ。深い青は山の上の夜空をイメージしている。針と溝を設けたインデックスには視認性を高めるために夜光が施されており、3時、9時、12時位置のインダイヤルは凹型とすることでダイヤルにさらなる奥行きを与えている。
2022年に発売されたものと同様に、手首の快適さを追求。広いラグと“低重心”を実現した曲線的な時計だ。そして、直径43.2mm、厚さ15.33mmのサイズ感は低く取られた重心と相まって、きっと重宝されることだろう。
我々の考え 今回のテンタグラフはブランドが得意とする分野から大きく逸脱することなく、グランドセイコーに新風を吹き込むものとなっている。高精度の計時機能を、ゴージャスなパッケージに収めた新しい形式だ。2022年にエボリューション9シリーズで見せたスポーティさを継承しつつ、より洗練された印象である。
もちろん文字盤は素晴らしく、ケースの研磨も見事だ。チタンの恩恵により大きな時計が見た目よりも軽く感じると、私の心はいつもいい意味でざわついてしまう。とはいえこの時計は大振りなので、“低重心”が手首の上での存在感にどう影響するのか、しないのかは気になるところだ。
豪奢で配慮が行き届いた文字盤に見られる見た目の美しさだけでなく、グランドセイコーが一方で正確さと革新性を重んじるブランドであることを、手を替え品を替え、私たちに思い起こさせてくれるのはとても刺激的なことだ。
基本情報 ブランド: グランドセイコー(Grand Seiko) モデル名: エボリューション9コレクション テンタグラフ 型番: SLGC001
直径: 43.2mm 厚み: 15.3mm ケース素材: チタン 文字盤色: ブルー、“岩手山パターン” 夜光: ルミブライト 防水性能: 100m ストラップ/ブレスレット: チタン製ブレスレット(3つ折りクラスプ)
movement of grand seiko tentagraph ムーブメント情報 キャリバー: 9SC5 機能: 時・分・秒、クロノグラフ機能(30分積算計、12時間積算計) パワーリザーブ: 72時間 巻き上げ方式: 自動巻き 振動数: 3万6000振動/時 石数: 60
価格 & 発売時期 価格: 181万5000円(税込) |
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| ■ パテック フィリップは、原色の文字盤を持つアップデートされたカラトラバを発表した。 |
2025年11月28日(金) |
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カラフルなパテック フィリップの新作 カラトラバ Ref.6007Gが登場。
イエロー(Ref.6007G-001)、レッド(Ref.6007G-010)、ブルー(Ref.6007G-011)の3色からなる新しいパテック フィリップ Ref.6007Gを紹介しよう。パテックが2020年に新工場のオープンを記念して発売した限定モデルRef.6007Aと似ているが、本作はスティールではなくホワイトゴールド(WG)を採用している。また、一昨年前のモデルとは異なり、新しい6007Gは、パテックの新世代ムーブメント、スーパーコピー時計 N級品Cal.26-330SCを搭載している。
Patek Calatrava 6007G yellow 2020年のRef.6007Aと同じく、新作となる6007Gのサイズは直径40mm、厚さ9mmだ。WG製ケース全体はポリッシュ仕上げで、30mの防水性を備えている。3つのリファレンスのダイヤルはそれぞれブラックを基調とし、時と分のトラックにはイエロー、レッド、スカイブルーのアクセントが施され、センターセコンド針も各アクセントカラーが使われている。ブラックのカーフスキンストラップには、アクセントカラーに対応したステッチが施されている。
この時計のカジュアルな雰囲気に合わせ、アラビア数字インデックスと針にはスーパールミノバが塗布されている。また、パテックであるという事実を裏付けるのは、アプライドインデックスがWG製であることだ。
ブラックのダイヤルは、同心円状に配置されたサークルごとに異なる仕上げが施されている。中央には “カーボン風”の型押しギョーシェが施され、その周囲にはペルラージュとサテン仕上げが施されている。これはRef.6007A(および昨年のRef.5935 ワールドタイマー)に見られるダイヤル加工処理と同じで、カーボン風ギョーシェ装飾は、ユニークピースのRef.5004TとRef.5208Tにも見られる意匠だ。もちろんRef.6007Gのギョーシェ装飾はスタンプされたものであり、ユニークピースは手彫という違いはある。それらのユニークピースはまた、それぞれ290万ユーロ(約4億円)と620万スイスフラン(約8.8億円)で販売された。Ref.6007Gの価格は509万3000円(税込)だが、本物のローズエンジン旋盤でギヨシェを施せば、別次元の成層圏に突入していたことだろう。
Patek Calatrava 6007G red 新作Ref.6007Gのトリオは、パテックでも比較的新しいCal.26-330SCを搭載しており、サファイアクリスタルのシースルーバックから眺めることが可能だ。3時位置にデイト表示を持ち、ハック機能、28,800振動/時、45時間のパワーリザーブを備えている。Ref.6007AのCal.324よりも実用的(何といってもハック機能!)かつ技術的にアップグレードされたことを示している。
驚くほど愛らしい5212Aウィークリーカレンダーのベースとして2019年に初めて登場したこの26-330を、パテックはノーチラス Ref.5711の生産終了までの数年間、入れ替えることもあった。Cal.324と比較して最も重要な技術的進化は、LIGA加工を使用して作られ、各ギアに長いバネ状の歯を持つ新しい2番車を追加したことだ。これは秒針の刻みを滑らかにし、他社の秒針に見られるバックラッシュ(針のブレ)を防ぐことを目的としている。
Patek Calatrava 6007G sky blue Ref.6007Gの各色の販売価格は509万3000円(税込)である。確かにカレンダー付き三針時計としては高額だが、昨年リリースされたRef.5226(541万2000円、同じくCal.26-330搭載)にも匹敵し、より伝統を重んじる手巻き式のRef.6119G(430万1000円)にも手が届く範囲にある。私が愛するウィークリーカレンダーとほぼ同じ価格で、509万3000円(税込)の余裕があれば手に入れたいところだが、この文章を打っている最中にも、地元の正規販売店の笑い声が聞こえてくるようだ(やぁ、アリソン!)。
我々の考え patek Calatrava 6007G red patek 6007g yellow patek 6007g blue この時計のインスピレーションとして近年リリースされたRef.6007Aを挙げるのは簡単だが、実際には、よりカジュアルで、おそらく楽器にインスパイアされたカラトラバ新作は、パテックがRef.5000Gを発表した90年代初頭まで、その系譜をさかのぼることができる。その後、2005年にRef.6000G、そして2017年にRef.6006Gが発表されたが、いずれも初代Ref.5000Gにポインターデイト針を追加した大型モデルだった。30年経った今、このデザインはパテックのカラトラバのカタログのなかで、頻度は低いものの、よく練られたものとなっている。
Ref.6007、昨年のRef.5226G、そしてRef.5212Aのような時計で、パテックは新しいタイプのパテックフィリップの時計の中間領域を切り拓こうとしているようだ。スポーツウォッチでもなく(本作は明らかにノーチラスやアクアノートとは異なる)、おじいさんぽいパテックでもない(Ref.6119の存在意義はそこだ)。カラトラバが欲しいが、ハミルトンのカーキフィールドやIWCのパイロットウォッチ、あるいはロレックスのオイスター パーペチュアルのような目を見張るようなカラーバリエーションの存在を数年前に知ったタイプの人が、パテックを求める場合に日常使いする時計なのだ。
もちろん、“カラフルなカラトラバ”と呼ばれる可能性のある本モデルは、ブラックダイヤルが基調で、それほどカラフルではないのがまたおもしろい。1932年から続くこのシリーズに活気を与えるには、鮮やかな色彩のアクセントが必要なのだ。
初代Ref.5000Gは、パテックとフェラーリのパートナーシップのためにクルマの計器からインスピレーションを得て製作されたという噂がある。そのパートナーシップはついには結実することはなかったが、もしその噂が本当なら、レッドを基調としたRef.6007Gは、この新しいトリオのカラトラバの基礎を築いたリファレンスの原点と、最もつながりが薄いように感じられるだろう。
patek 5000g 90年代前半のパテック Ref.5000G
patek 6007A 2020年のRef.6007A
ロレックスが新しいベゼルとダイヤルカラー(とその組み合わせ)を試すことを受け入れるなら、パテックにはカラフルな目盛りとスイープ運針する秒針にくらいなら認めることができると思うのだ。
私は、あのRef.5000Gのような古いパテックから逸脱した、ほかのディテールに異議を唱えよう。より小径であることとデイト表示なしがよかった。しかし異なるダイヤル仕上げのおかげで、少なくともダイヤルは均整が取れて見える。パテックのレッドモデルは、限定品、ユニークピース、そして通常生産品でも見かけることがあるためか、あるいはシカゴブルズが好きなためか、Ref.6007G-010レッドモデルは私にとって最も響くモデルだ。
ライトブルーは、よりトレンディな選択だが、少なくとも、ライトブルーの別のパテックとは若干赴きが異なる。カラフルなカラトラバのために、3原色を選ぶというのは、いかにもパテックらしいと思う。色還相をいじくり回しすぎる必要はない。
私は、おじいさんのパテックは気にならず、むしろ好みかもしれない(特にこれがお眼鏡に適えば)。しかし、現代のパテックは現代らしくあってほしいというタイプの人間だ。古いカラトラバよりも高価かもしれないが、新作Ref.6007Gは、伝統と現代、スポーツとドレス、抑制と色彩のあいだのバランスを絶妙に表現しているのだ。
Patek Calatrava 6007g red 基本情報 ブランド:パテック フィリップ(Patek Philippe) モデル名:カラトラバ(Calatrava) リファレンス:6007G-001(イエロー)、6007G-010(レッド)、6007G-011(ブルー)
直径:40mm 厚み:9mm ケース素材:ホワイトゴールド ダイヤルカラー:ブラック インデックス:ホワイトゴールド製アラビア数字 夜光塗料:スーパールミノバ 防水性能:30mm ストラップ/ブレスレット:ブラックカーフ、ダイヤルアクセントと同色のステッチ
patek 6007g caliber 26-330 ムーブメント情報 キャリバー:Cal.26-330SC 機能: 時刻表示、デイト表示 直径:26.6mm 厚み:3.3mm パワーリザーブ:45時間 巻き上げ方式:自動巻き 振動数:28,800振動/時 石数:30 その他の仕様:パテック フィリップシール |
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